第 27回岩手県医学検査学会開催にあたって
一般社団法人 岩手県臨床衛生検査技師会
会 長 高橋 一博

一般社団法人岩手県臨床衛生検査技師会会員の皆様、日頃当会に対しまして特段のご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
第27回目となります岩手県医学検査学会は、県内の臨床検査技師及び臨床検査に関連する方々の倫理及び学術的水準の向上に貢献することを目的としております。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、12月に約1ヶ月間の会期でWEB(オンデマンド形式)にて開催致しました。今年は岩手県臨床衛生検査技師会設立70周年、法人化35周年にあたり、令和6年10月19日(土)岩手県民情報交流センター(アイーナ)にて記念式典と同時に開催することと致しました。
今年度の学会テーマは「Focus on the future」~未来を見据えた臨床検査技師を目指して~であります。
この70年の間に臨床検査も大きく変化し、用手法で行われていた検査の多くが自動化されています。また、最近では新型コロナウイルスで多く行われたPCR 検査や次世代シーケンサーによるゲノム解析等治療に直結する検査業務が増えてまいりました。皆様方には当日は是非ご参集頂き、一緒に臨床検査の将来像を考えて行ければと思います。
本学会の教育講演と致しまして弘前大学医学部付属病院 医療技術部長 石山 雅大先生に台湾での臨床検査室の視察について紹介して頂く予定です。令和8年には世界医学検査学会(IFBLS)が日本の幕張で開催されることが決定し、主担当県が青森県、サポートが当県を含む北日本支部となっております。私たち会員にとって国際的な関わりは多くはありませんが、他国での臨床検査の様子に刺激を受ける事になるかと思っております。
また、特別講演としましては岩手県県央保健所長の仲本 光一先生より「感染症・大規模災害・テロ対応、海外医療事情-外務省・自治体での経験から-」としてご講演頂くことになっております。
当日はランチョンセミナーを企画しています。また、学会に付随して記念式典も行い、人数限定ではありますが、ホテルニューカリーナで記念祝賀会も予定しています。
学会担当となります三陸地区技師会に加え盛岡地区技師会、岩臨技執行部で実行委員会を組織し、新型コロナウイルス感染症で抑圧されたここ数年間を吹き飛ばす勢いで鋭意準備を進めております。
皆様、令和6年10月19日は岩手県民情報交流センター小田島組ホールへご参加ください。旧知の方にお会いする等、きっと集合でしか経験し得ない事を感じられる学会になると思います。